お空にいってしまった、1人目の子の話

29歳結婚1年目で子どもを授かり、システィックヒグローマと診断された子との想い出の記録

分娩誘発1日目

2018年6月10日

入院1日目

 

午前10時半に病院に着くように、

両親の車に途中で乗せてもらって向かった。

 

陣痛を誘発する前に、頸管がある程度ひらいていないといけない。

 

そのために、ラミナリアという海藻の一種を材料とした棒を頸管に挿入する。

 

最初は直径3ミリ程度のものを2本。

 

これが時間が経つにつれて体内の水分によって膨れてきて、頸管をさらに広げてくれるらしい。

 

入れてしまえばそんなに違和感はなく痛みもなくて安心した。

 

身体の様子をみて、夕方、一度ラミナリアを抜き、今度は新しく5本に増やして挿入。

 

入れるときは少し苦しい感じはしたものの、痛みはさほどなかった。

でもこれが身体の中で更に膨れていくと思うと緊張した。

 

先生からは、これから生理痛程度の痛みがあるかもしれない、と言われた。

 

そして、予定通り、翌日朝9時から陣痛を誘発させていく、とのことだった。

 

寝て目が覚めれば、もう出産なんだ…

 

その日は、最後のお腹のゆずかとの時間を大切に過ごした。