胎児心エコーとシスティックヒグローマの原因
2018年5月10日
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産婦人科でのエコーで赤ちゃんの身体の大きさに対して、心臓が大きいと言われていた。
システィックヒグローマの原因が心臓にあるかもしれず、大学病院で胎児心エコーを受けることになった。
初めての小児科での受診。
エコーの検査時間は、事前に30分〜40分と言われたけど、1時間くらい時間をかけて先生は診てくれた。
その間、ひたすら先生もわたしも、付き添いでいた夫も、全員無言。
沈黙の中、途中先生が、…うーん、微妙…とか呟く言葉があるくらい。
ずっと私もエコーのモニター画面に釘付けだった。
検査結果は、
思っていたよりも重かった。
検査後、産婦人科の先生も同席の元、小児科の先生から結果を聞いた。
丁寧に心臓の構造から説明してくれて、何が異常なのか、すぐに理解できた。
まず、著名な心拡大と少量の心のう水(心臓の浮腫み)がみられ、
心臓の異常は
①重症 僧帽弁逆流
③大動脈閉鎖
それ以外にも産婦人科のエコー検査で、
・胎児の身体が小さい
・頸部浮腫が4ミリ
・胃が見えない(胃の中になにも入っていないからであり、羊水を飲み込めていない→食道が閉じてしまってる可能性がある)
・へその緒に動脈が1つしかない(通常は動脈2本、静脈1本の合計3本ある、ただしこれは胎児にとって大きな問題ではない)
先生から、
この心臓の状態だと、赤ちゃんがどこまで耐えて大きくなれるかわからない、と言われた。
無事お腹で大きくなって産まれたとしても、すぐに手術をしないと1〜2日で亡くなってしまう。
大学病院でも治療を受け入れていくことは難しい。
もしそのまま看取る、ということであれば大学病院でも受け入れは可能だけど、救う手段がない。
妊娠を継続していくかどうか、妊娠を継続して治療を続けたい方針であれば、より専門性の高い子ども医療センターを紹介する、と。
そこの病院は、障害者の子どもや、同じように厳しい状況の妊婦さんを受け入れて、検査や出産後の治療もできる病院だった。
わたし達は、その病院に通うことに決めた。
夫はその日GW明けの仕事始めの日だったけれど半休を取ってくれて、なるべく検査結果を聞いた後もギリギリまで一緒にいてくれて、仕事に向かった。
わたしは実家で両親にも赤ちゃんの心臓の状況を説明した。
母親は、赤ちゃんを諦めることも視野に入れるようにと考えていて、わたしが頑なに、諦めることはしない、と思っていることに対して、意見を言いたそうだった。
夫の本音をちゃんと聞くように、と言われた。
そう言われたことに対してイライラしてしまったけど、夫の意見はこれまでちゃんと聞けてなかったかもしれない、と帰ってから反省もした。
でも、どうしても諦めるなんて考えたくなかった。