お空にいってしまった、1人目の子の話

29歳結婚1年目で子どもを授かり、システィックヒグローマと診断された子との想い出の記録

胎児の心電図検査

2018年5月24日

23w5d

 

いつも通り産婦人科での妊婦健診で赤ちゃんを診てもらったあと、

 

予約はしてなかったけれど、循環器科の先生が来ているとのことで、胎児心エコーでも診てらえることになった。

 

先生の他にも2名の女性の先生?(1人は検査技師と言っていた)がいて、3人でエコーを診ていた。

 

さらに、「お昼ごはんを食べた後で良いので胎児の心電図を取らせてもらえないか」とのこと。


どんなことなのかよくわからなかったけれど、仕事は休みを取っていて、午後も時間はあるしなと思い、承諾した。

 

とりあえず、病院の食堂でゆっくり昼食をとった。


産婦人科へ戻るとすぐに、心電図の機械が準備されている診察室に入った。

 

わたしとお腹の子の電磁波をとるシールを、お腹に6つ、首に1つ貼り付けられた。

 

お腹の上には胎児の心音が聞こえるものを置いて、検査が開始。


その先生によると、その器械は東北大学にいた頃に研究室でも使っていたもので、日本初の第一号機とのこと。

 

日本初だなんて、びっくり!

 

なるほど、研究データのためにも今日は無料でみてくれることになったんだなと理解した。

 

説明によると、その器械は、宇宙の電磁波をひろうための高性能な数学的要素をコンピュータに取り込んでるらしく、特許もとっていて、世界で誰にも真似できないというものなんだそうだ。

ますますスゴイ。


検査自体は20分横になってるだけで、終わった。

 

最初モニターを見ていたとき、私の心拍は60後半〜80位で、お腹の中の赤ちゃんは150前後であるのが見えて、折れ線グラフで心電図が記録されていた。


検査の結果も一応最後に教えてくれて、特に不整脈とかは赤ちゃんにみられないとのことだった。

 


柚子華のことで病院に通うようになってから、医療現場のいろんなことを経験して、プロフェッショナルの世界ってすごいなぁと感じるようになった。

 

日々進化なんだなぁ、と。

 

そして、そのおかげで救われる人が世の中には増えていくんだなぁ、と。

 

病院に通い、ただただお医者さん達を頼るしかない身にとっては、本当にありがたいこと。

 


結局その日は午前から15時過ぎまでかかり、ゆっくり帰宅した。

 

この日の妊婦健診の結果は、

ゆずかは大きさがあまり変わっていなくて280gくらい。妊娠18週くらいの大きさ。

やはり心臓の疾患による血液循環の悪さのせいで栄養がうまく全身に回ってないみたいだった。

 

全身や頭部に浮腫も見られ始めてしまって、初めて「胎児浮腫」と診断された。

 

心臓の疾患以外にも、こんなにいろんな症状が起きてるなんて、小さい身体で、辛そうで、かわいそう…。

 

でも、またエコーで会えるの楽しみにしてるからね。

 

わたしは、ゆずかに頑張って、と祈るしかなかった。