出産2日目(死産)
2018年6月13日
出産2日目
看護師さんが立ち代り入れ替わりで部屋に入ってきて、赤ちゃんに必ず話しかけてくれた。
柚子華はいっぱいちやほやされてたねぇ!って夫とも話した。
お昼前ころに葬儀屋さんがきて、死産届けの書類も病院の窓口で受け取り、荷物をまとめて退院した。
主治医の先生と数人の看護師さんが、退室するとき、一緒にお見送りをしてくれた。
葬儀屋さんに一時、柚子華を預けて、夕方までお別れとなった。
このとき初めて知ったけど、
たとえ抱えられる赤ちゃんであっても、タクシーや電車など、公共の交通機関の利用は法律で禁止されているらしい。
私たちは車を持っていなかったので、
病院を出るために、ゆずかを葬儀屋さんに預けることにした。
帰り道に立ち寄った桜木町でお昼のサンドイッチを食べてるとき、
夫が「少し子どもから手の離れて自由な時間ができた親の気分だね」って言って「そうだね」なんて話をした。
なんかそんな会話が自然にできるのが、嬉しかった。
赤ちゃんの親なんだって実感することができた。
ゆっくり電車に座って家まで帰った。
夕方、赤ちゃんが葬儀屋さんのところから戻ってきて、ひと安心。
ドライアイスの上だから、赤ちゃんもカチコチなくらい冷たくなってて、少しかわいそうだねって話した。
夜は夫と、柚子華の誕生日祝いだ!って言って、ハナマサで立派なステーキを買って、3人で乾杯した。
柚子華の脇にはパック入りの牛乳を並べてあげていた。
その日は早めに就寝した。