お空にいってしまった、1人目の子の話

29歳結婚1年目で子どもを授かり、システィックヒグローマと診断された子との想い出の記録

妊娠がわかった日

2018年1月23日

 

いつもより生理が来るのが遅いと感じ始めていて、

 

夫にはそのことは告げずに、こっそり仕事の休憩時間に妊娠検査薬を購入して診断した。

 

予想通り、くっきりと妊娠を示していた。

 

わたしはすごく嬉しくて、妊娠検査薬を写真に撮った。

 

どうやって夫には伝えようかと考えて、ワクワクした。

その日のその後の仕事は、たぶん、あまり集中できてなかった。

 

不動産会社に勤める夫は、いつも仕事が終わるのは遅いけど、ちょうどその日は休みで、

 

お祝い事といえば乾杯しか浮かばないわたしは(お酒はもう飲まないけど)、

 

近所の居酒屋でご飯を食べながらのサプライズ発表にしたいと考えた。

 

仕事を早く終わらせて、デパートで小さいケーキとメッセージカードを購入して、

カードには確か、

 

「もうすぐパパになるかもしれないよ」

 

とだけ書いた。

 

案の定、お店で夫にカードを渡したあとは、

一度なかのメッセージを見てから、何も言わずにカードを閉じて一瞬固まってしまうくらい、動揺してた。

わたしはその様子を見て笑う。

 

夫はなんて言っていたかあまり覚えてないけど、

しっかりしなきゃな〜みたいなことを言ってた気がする。

 

まだその頃のわたしたちは、

 

いつくらいに子どもが欲しいかな、

 

なんて話していた時期だったから、

 

想定していないタイミングではあって、夫の反応も無理はない。

 

けれど、わたしは子どもが欲しかったから、

 

こっそり生理の日や排卵日の予定もなんとなく書き留めていた。

 

恐らくその記録でみると、

 

12月末のわたしの誕生日の日に授かった子どもだとわかって、

 

わたしは心の中で、最高の誕生日プレゼントをもらえたな、と喜んでいた。